会津松平家祖・保科正之公の縁で親善交流20周年 福島県猪苗代町と長野県伊那市が記念式典
会津松平家祖・保科正之公の縁で交流する福島県猪苗代町と長野県伊那市の親善交流20周年記念式典は22日、町体験交流館「学びいな」で行われた。 二瓶盛一町長が20年の歩みを振り返りながら、「交流を一層、深めていきたい」とあいさつした。白鳥孝市長は「これまで培ってきた文化交流や人とのつながりを大切にし、豊かなまちづくりにつなげる」と述べた。 パネル討論で二瓶町長、白鳥市長、会津松平家14代当主松平保久(もりひさ)さん、正之公をまつる町内の土津神社の宮沢重嗣禰宜(ねぎ)が正之公の功績などについて意見を交わした。松平さんによる講演も行われた。 正之公は会津に入府する前、高遠藩主を務めた。猪苗代町と伊那市(旧高遠町)は2004(平成16)年9月23日に親善交流書を締結。住民らの相互訪問や、正之公のNHK大河ドラマ化を目指し、署名運動など展開してきた。