交換の目安は“半年”!「エンジンオイル」の役割とセルフでできる“点検方法”を確認
TOKYO FMのラジオ番組「ONE MORNING」内でお送りしている「JA共済 presents なるほど!交通安全」。今回のテーマは「エンジンオイル」について。エンジンオイルの役割とメンテナンス方法を紹介しました。
◆エンジンオイルの役割をチェック
普段から安全運転を心がけているドライバーのなかには、“自動車の整備”について苦手意識がある方もいるかもしれません。 自動車ジャーナリストの高根英幸(たかね・ひでゆき)さんは“日常的な車の点検はドライバーの義務”とし、「タイヤの空気圧やエンジンオイル、バッテリーはある意味、燃料よりも大事な箇所なんです」と声を大にします。 “燃料切れ”は車が止まるだけで済みますが、タイヤのバーストやエンジンの故障が発生すると、大きな事故を引き起こす可能性があります。 車を安全に乗りこなすためには、基本的な知識を持つことが大切です。そこで今回は“エンジンオイル”について学んでいきます。そもそも、エンジンオイルにはさまざまな役割があります。 1:潤滑作用 金属摩擦を減らしてエンジンをスムーズに動かします。 2:密封作用 ピストンとピストンリングの隙間を密閉してガス抜けを防ぎ、パワーを維持します。 3:冷却作用 エンジン内部の熱を吸収して、エンジン全体を均一な温度にし、オーバーヒートを防ぎます。 4:清浄分散作用 エンジン内部の汚れを取り込み、エンジンをきれいに保ちます。 5:防錆作用 エンジン内の水分や酸が原因で発生する錆を防ぎます。 最近は、エンジンオイルの圧力によって給気と排気の燃焼をコントロールするエンジンも増えていますが、しかるべきタイミングで変えなければ、エンジンオイルに汚れがたまり、エンジン内部も汚れてしまいます。 そして、エンジンオイルに取り込まれた細かい金属片によって、エンジンが摩耗してしまいます。さらには“エンジン音がうるさくなる”“燃費が低下する”といった症状も現れます。