ナダル 引退大会へ 出場に慎重姿勢も「良い準備できた」 力強いプレー披露<男子テニス>
デビスカップファイナルズ ファイナル8
男子プロテニス協会のATPは16日に公式サイトを更新し、19日に開幕する国別対抗戦 デビスカップファイナルズ ファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)で現役を引退する元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)のコメントを掲載した。 【動画】ナダル 練習で引退前とは思えないプレー披露! ツアー通算92個のタイトルを持つ38歳のナダルは四大大会の1つである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で14度の優勝を誇るなど、「赤土の王者」として世界ランク1位に君臨。四大大会では通算22勝をあげている。 そのナダルは先月、国別対抗戦 デビスカップファイナルズ ファイナル8をもって現役を引退すると発表した。 すでに会場で練習を開始しているナダル。大会公式インスタグラムには、練習で引退前とは思えぬ力強いプレーをみせるナダルの動画も公開されている。 現役最後の大会を前にナダルは心境を語った。 「かなり良い準備ができたからここにいる。1日1日を乗り切らなければならない。しばらく試合に出ていないから、とにかく今週できるだけのことをしたい」 「人生の長く美しい部分を終わらせることに興奮している。最後の瞬間をいつものように楽しみ、全てのことには始まりと終わりがあることを受け入れている」 「まず、トレーニングで自分の調子がどうかを見極める必要がある。そして、シングルスで勝てる見込みがないと感じたら、真っ先にプレーしたくないと思うだろう」 「準備ができていないと感じたら、すぐにキャプテンに話す。プロテニス選手としての最後の週だという事実に基づいて決断を下さないように、すでに何度かキャプテンに伝えている」 「これ以上望むことはない。この数年間で自分に起こったすべてのことにとても感謝し、満足している」 「僕がプレーするにしろ、スタンドから応援するにしろ、チームがうまくやってもう一度デビスカップで優勝するチャンスを得ることを僕は望んでいる」 同大会は8ヵ国(イタリア、オランダ、スペイン、オーストラリア、アメリカ、ドイツ、カナダ、アルゼンチン)が世界一の座をトーナメント形式で争う。試合はシングルス2試合とダブルス1試合で争われ、先に2勝した方が勝利となる。 スペインは現地19日の開幕戦でオランダと対戦する。
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