「お疲れ様でした、という気持ち込め」豆腐に刺して酒で清める伝統の「針供養」 専門学校生で師走の伝統行事
使い古した針に感謝し裁縫技術の向上を願う「針供養」が福岡市の専門学校で行われました。 【写真で見る】使い古した針に感謝し裁縫技術の向上を願う「針供養」
約260人の学生が針供養
12月8日、福岡市中央区の香蘭ファッションデザイン専門学校では、使い古した針を供養する「針供養」が行われ、約260人の学生が参加しました。
1年間使った針に感謝
「針供養」は1年間使った針に感謝し、裁縫技術の向上を願って行われる伝統行事です。生徒たちは折れたり曲がったりした約2000本の針を一本一本豆腐に刺した後、酒で清めて土に埋め、丁寧に供養しました。
また新しい針を迎え作品づくりを
香蘭ファッションデザイン専門学校3年 中村凜花さん(21) 「お豆腐にお疲れ様でしたという気持ちを込めて刺しました。また新しい針を迎えて素晴らしい作品を作りたいなと思います」
1935年創立時から続く
この学校では、「針供養」を、創立した1935年から毎年この時期に実施しています。