「プロフェッショナル 仕事の流儀」が栗山英樹に密着! コメントも公開
NHK総合では1月13日の「プロフェッショナル 仕事の流儀」(午後9:30)で、「心に火を、ともに未来を ~チーフ・ベースボール・オフィサー 栗山英樹~」を放送する。北海道が誇る球界随一の“名伯楽”栗山英樹氏(63歳)に密着し、彼の仕事の流儀に迫る。
栗山氏は1984年に東京学芸大学からヤクルトスワローズに入団し、外野手として活躍するほか、ゴールデン・グラブ賞も受賞。1990年に現役を引退した後、野球解説者、スポーツキャスターなどを経て、2012年のシーズンから北海道日本ハムファイターズの監督を10年間務めた。指導者の経験はなかったものの、1年目の2012年にリーグ優勝。また、同年のドラフト会議では、当時、高校卒業から直接大リーグ(MLB)への挑戦を明言していた大谷翔平選手を指名し、投打の二刀流で育成する方針を示して入団を実現させた。 大谷選手の能力を伸ばす環境を整え、投打ともに一流の選手に育てて球界の常識を覆した栗山氏は、2016年に、その大谷選手を中心にリーグ優勝と球団史上3回目となる日本一を達成し、2021年に監督を退任。同年、“侍ジャパン”野球日本代表監督に就任後、2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でアメリカを破り、3大会ぶり3回目の優勝を果たした。同じ年に日本代表監督を後にした栗山氏は、2024年から北海道日本ハムファイターズのCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)に就任している。
WBC日本代表監督としてチームを世界一に導いた栗山氏が次の場に選んだ、古巣・北海道日本ハムファイターズの新役職・CBOというチーム編成トップのポジションの使命は、長期的な視野に立ってチームを強化し、“常勝集団”にすること。そこで栗山氏は、選手だけではなく、裏方のスタッフに至るまで丁寧に話を聞き、組織作りのヒントを探っていく。そんな中、引退を表明したある投手の将来を栗山氏は思い悩む。選手に寄り添う原点とは? 番組では、ダルビッシュ有投手の独占インタビューもおくる。 「このままだと子どもたちに野球を選んでもらえなくなる」という危機感を持つ栗山氏は、“世界一愛されるチーム”を目標に掲げ、優勝争いをしながら地域のファンに愛されるチームづくりに乗り出している。「世界一の人たらし」と言われる栗山氏の、格闘の日々を追う。