【菊花賞】1週前追い アーバンシックは馬なりのまま鋭伸ラスト11秒9 武井師「さらにいい方向にもっていけるかな」
《美浦》セントライト記念を制したアーバンシック(武井、牡)は石神深騎手(レースはルメール騎手を予定)を背にWコースで6ハロン81秒8-11秒9。馬なりのまま内から鋭く伸びて中キープスマイリング(2勝)に半馬身先着、外スカイキャンバス(1勝)に併入した。武井調教師は「併せた相手が言うことを聞かなくて、馬場の入り口で待たされたけど冷静だった。道中も前走より折り合っていた。やれば(状態が)上がってくる馬なので、さらにいい方向にもっていけるかな」と納得の表情だった。 セントライト記念2着コスモキュランダ(加藤士、牡)は、Wコースでペッパーミル(1勝)と併せて5ハロン68秒0-12秒1(G前仕掛け)で2馬身先着。「動きに関しては問題なく、前走もしっかりと走って能力は示してくれた。3000メートルは不安材料ではなし、コースも問わないと思うので、うまく展開が向いてくれれば」と加藤士調教師は力を込める。 3連勝中で勢いがあるピースワンデュック(大竹、牡)は、Wコースでライブリームーラン(2勝)を相手に6ハロン80秒9-11秒4(一杯に追う)で1馬身先着。「追い切りの感じがすごくいい。反応も良かったし、上がりの息も乱れておらず心肺機能が強いね。パワーアップしているし、今のハミは少し強すぎるので、(来週は)当たりの柔らかいハミを使って良ければ競馬でも使ってもらう」と柴田善騎手。