新年の多幸祈り餅つき 平泉・毛越寺
2024年も残りわずかとなった28日、平泉町の毛越寺(藤里明久貫主)では餅つきが行われ、新年を前に境内の諸堂に供える鏡餅用の餅が昔ながらの臼ときねを使いつき上げられた。 本堂前に設けた結界に臼ときねが据えられた中、同寺の千葉秀覚執事長による清めの加持祈祷(きとう)が営まれ、白法衣をまとった2人の僧侶が呼吸を合わせて威勢よく約20キロの餅をついた。 同寺では来年正月三が日の参拝者数を前年より9000人多い6万人と予想。31日と元日は参拝無料とするが、かがり火や夜間の境内ライトアップ、大泉が池を回る拝観は前年と同様取りやめ、照明は山門と本堂の間を中心に安全確保に必要な数のみ設ける。除夜の鐘のつき手も一般から募らず、僧侶のみで行われる。