北海道・道央道トンネルで多重衝突、観光バスなど10台以上 けが人複数 通行止め
【旭川、深川】29日午前9時45分ごろ、旭川市と深川市にまたがる道央自動車道「常磐トンネル」(1780メートル)の下り車線で、乗用車や観光バスが絡む多重衝突事故があった。北海道警察旭川方面本部などによると、負傷者が複数いるという。 同本部や旭川市消防本部などによると、事故はトンネルの内部や出入り口付近など7、8カ所で発生し、10台以上が絡んでいるとみられる。複数の負傷者がいるが、重傷者は確認されていないという。道央自動車道は正午現在、事故や吹雪の影響で美唄IC-旭川鷹栖ICの上り、下り車線ともに通行止めとなっている。 帰省でオホーツク管内小清水町に向かっていた札幌市西区の50代の主婦は、午前9時50分ごろにトンネル内に入った。自身の車は衝突を免れたものの、「猛スピードのワゴン車が乗用車に衝突するなど、次から次へと事故が起きていた。恐怖でしかなかった」と語った。