きらめく初冬、夜を彩るイルミネーション「少し前まで紅葉だったのに、すっかり冬の光景」
長野県佐久地域の街角にイルミネーションが飾られ、初冬の夜を彩っている。御代田町では花火が打ち上げられ、スカイランタンとの光の共演が観客を魅了した。 【写真】暖かな色の光に包まれた軽井沢町の駅前広場
きらめく
軽井沢町のしなの鉄道中軽井沢駅に隣接する町地域交流施設「くつかけテラス」では、木々や外壁が暖かなオレンジ色で包まれ、高さ約4メートルのクリスマスツリーもきらめく。東京都の二村陽(よう)さん(68)は「少し前まで紅葉だったのに、すっかり冬の光景ですね」。同町では来年2月末まで、軽井沢ウインターフェスティバルが開催中。ツリーは12月25日まで点灯する予定。 小諸市飯綱山公園は、ワイナリーなどの複合施設「スタラス小諸」周辺を約4万3千個の発光ダイオード(LED)で彩り、ブドウ棚に見立てたイルミネーションが淡い紫色の光を放つ。妻と訪れた茨城県の会社員桂木進さん(55)は「ワイナリーに寄ったら、きれいなイルミネーションが見られた。いい思い出」と記念撮影していた。来年2月末まで。 御代田町営グラウンドと雪窓(せっそう)公園野球場で23日に開かれた「御代田花火」は、約千発が夜空を焦がした。町の地域おこしグループ「Unanimous(ユナニマス)MIYOTA」が開き4回目。風船にLED電球を入れたスカイランタン350個も幻想的に浮かんだ。御代田北小6年の宮下凛奈さん(11)、高橋美優さん(12)、馬場希々花(ののか)さん(12)の仲良し3人組は「花火もランタンもきれい。とても楽しかった」。 佐久市のイオンモール佐久平に隣接する市の「もみのき公園」では、店の協力でもみの木のイルミネーションを来年3月末まで点灯している。