アッパーを打ち込む小林愛理奈　（C）RISE

　立ち技打撃格闘技RISE（ライズ）は20日に「RISE182」（後楽園ホール）を開催する。セミファイナルのSuperFight!フライ級（－52キロ）3分3R延長1Rに登場するのがRISEクイーン・ミニフライ級（－49キロ）王者の小林愛理奈（23＝FASCINATE FIGHT TEAM）。一階級上の試合でビョン・ボギョン（韓国）と対戦するが、どう調整し、どう戦うのか。公開された小林のインタビュー（一部抜粋）は次の通り。 　－終わってすぐの11月2日が24歳の誕生日です 　「誕生日が近い試合では、だいたいKOだったり良い勝ち方をしているので、今回も良い勝ち方で勝って誕生日を迎えたいです。KOで倒して最高な誕生日を迎えて、またすぐ練習って感じでいつも通りに戻っていきたいですね」 　－今回は初めてのフライ級。何か変化はありますか 　「体重は前の試合から2キロ増やせたのですが、2キロだけでもだいぶ体が重たくなるので、パワーは上がっていますけど多少スピードが落ちてキレが無くなってきたりして悩んでいたこともありました。今はキレとスピードがマッチしてきて、パワーを落とさずむしろ上がってきているので、初めてのフライ級ですけどめちゃくちゃ自信があります」 　－食事の量は？ 　「むしろ増やしていて、間食についても悩んでいる時に元チャンピオンの紅絹さんが『餅がいいよ』って教えてくれたので、間食に餅を取り入れたら体重が増えてきました」 　－1日何食ですか 　「普通に2食と間食は2回ぐらいで、プロテインも嫌いだけど飲むようにしています」 　－お餅は1回に何個？ 　「2個くらいですかね」 　－お餅を食べたら違う？ 　「何かエネルギーがある感じがします（笑い）。餅パワーで倒せると思います」 　－現在7連勝中ですが、連勝は意識していますか 　「意識していないですけど、7連勝って簡単にできることではないと思うので、すごいなと思います（笑い）。なので意識はしていないですけど、普通に勝って8連勝に突入したいと思います」 　－戦ってタイトルを奪った沖縄のerikaさんが、この間引退をして総合格闘技への転向を表明しました 　「erika選手のMMAの試合も気になって、Youtubeでやっていたので見させてもらったんですけど、元RISEチャンピオンの強さを見せてくれる試合だったのでうれしくなったし、自分がerikaハート選手と最後に戦えて良かったと思っています。めっちゃ刺激になっています」 　－今回のビョン・ボギョン戦はフライ級王座も取るという布石の一戦。ボギョン選手の印象は 　「自分から倒しに来るっていう選手ではないと思うんですけど、ロープを使ってポイントを取って粘り強さはあるなと思います。でもボディで倒れるような選手に負ける訳がないです。練習の時の坂田（実優）が蹴りが上手でボギョン選手に似せてくれて良い練習ができているので、最初はやりづらさが多少ありましたけど今はなんともないですね」 　－ボギョン選手もボディで倒しますか 　「ボディで倒しても『やっぱりボディで倒したか』と思われるだけなので、みんなの想像以上をいくとなったら、顔面で失神させたろうかなって感じです（笑い）。ボディで倒れることは100%分かっていることなので、他の選手とは違う倒し方で倒せたら」 　－フライ級王者テッサ・デ・コムの顔は思い描けていますか 　「そこを見ているから52キロ級に来た訳ですし、そこしか見ていないですけど足元すくわれないようにボギョン選手に向けて頑張っているので、今はテッサ選手のことは考えていないです。とりあえず目の前にいる相手をしっかり倒します」 　－お兄さんでプロボクサーの小林豪己選手（真正）からはアドバイスは 　「今回のアドバイスは『問題ない』って一言だけでした（笑い）」 　－最近も一緒に練習はされているんですか 　「LINEでやりとりはしていますけど今回は一緒に練習はしていないですね」 　－また機会を見つけて小林兄妹での練習を再開したいですか 　「テッサ選手の時は俺も協力すると言ってくれているので、また一緒に頑張りたいなと思っています」