2位・六戸町 3位・藤崎町 4位・おいらせ町 「街の幸福度」東北ランキングトップ5に青森県の3町
建築・不動産大手の大東建託(東京)による全国の自治体を対象にした「街の幸福度ランキング2024」が13日発表され、東北地区で六戸町が2位、藤崎町が3位、おいらせ町が4位となった。青森県3町を含むトップ5は、いずれも都市郊外のベッドタウン。若い世帯を中心に、仕事や収入の安定、買い物など生活の利便性が「幸福度」の高さにつながったとみられる。 同社賃貸未来研究所の宗健(そう・たけし)氏によると、幸福度調査には▽正規雇用で安定した仕事がある▽一定の経済力がある▽子どもがおり家族の仲が良い-といった各個人の生活状況が反映されている。 ランクインした青森県3町は、いずれも道路が整備されて交通の便が良く、郊外の大型ショッピングセンターに近い。六戸、おいらせ両町は三沢市寄りの町北部に移住者が集中。自衛隊や原子力施設の関係者が多く住む。こうした比較的若いファミリー世帯が「幸福度が高い」と回答している可能性がある。 六戸町の佐藤陽大町長は、結果を受け「災害がなく安心して暮らせることも大きいのではないか。町としては、医療や教育の充実に力を入れていく」と話した。 一方、同日発表された住み続けたい街ランキングで弘前市が東北5位、県内で4年連続の首位となった。桜田宏市長は「自然や観光資源が豊富で、市民が愛着や誇りを感じていることが総合的に評価された」とコメントした。 ランキングは、インターネットを通じて集めたアンケート結果を基につくる。今年は2020~24年の累積回答数が50を超えた自治体が対象となった。 東北地区の総回答数は幸福度、住み続けたい街ともに約5万3千人だった。