橋下徹氏

　元大阪府知事の橋下徹氏が３日、自身のＸ（旧ツイッター）を更新。この日、フジテレビ系「日曜報道　ＴＨＥ　ＰＲＩＭＥ」で、共演した日本維新の会の藤田文武幹事長に苦言を呈した。 　同番組では、２日間にわたって行われた衆院の政治倫理審査会について取り上げ、これに関連して政治活動費のあり方について議論していた。 　橋下氏はＸで「維新幹事長藤田さんが維新国会議員どうしの飲食において『政治資金で３万円以上のワインを開けるときもある。ケースバイケース』と正直に説明」と番組でのやり取りを振り返ると、「身内の飲食で政治資金を使って３万円以上のワインを開ける場合ってどんなとき？歳費からなら何を飲もうが関係ないが」と政治資金の使い道として疑問を投げかけた。 　「身内どうしの会議費が非課税になるには民間には厳格なルールがある。国会議員だけが特権？今までの感覚の政治家が永田町の感覚で振る舞うことを止めるのが藤田さんらの若い世代の役目。有権者はこういうこれまでの永田町の政治家感覚を変えてくれることを若い政治家に期待している」と期待を込めて、厳しく指摘した。 　番組では、橋下氏が「同じ党の国家議員同士の飲食で１万円以上ってあるでしょ。ワインとかについても３万円以上で使っていることないですか？」と質問し、藤田氏は「それはちょっとケースバイケースかと思います」と否定しなかった。 　これを受けて橋下氏は「民間では会議費っていうのは、５千円以下ですよ。政治家同士の飲み食いで、もっと厳しくしないと」と述べていた。