静岡放送

2023年、静岡県伊豆の国市で祭りの山車が横転し、1人が死亡するなどした事故で誘導責任者の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を認めました。検察は「安全計画の策定を怠り、事故を招いた」と指摘しました。 【写真を見る】山車横転で1人死亡 誘導責任者起訴内容認める 検察「安全計画策定怠り事故招いた」=静岡地裁沼津支部 業務上過失致死傷の罪に問われているのは、伊豆の国市の会社員の男（40）です。起訴状によりますと、被告の男は2023年11月、伊豆の国市で開催された廣瀬神社例大祭において、山車の運行における誘導責任者を務めました。被告の男は業務上の注意義務を怠り、山車を制御困難な状態にして、山車に衝突した1人を死亡させたほか、13人に重軽傷を負わせた罪に問われています。 10月25日、静岡地裁沼津支部で開かれた初公判で、被告の男は起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で、「被告人は山車の誘導責任者として選任されたが、事前に安全計画の策定を怠り、結果的に山車の横転事故を招いた」と指摘しました。