岸本知事「3号機の打上げ楽しみに」ロケット・カイロス2号機 飛行中断措置 和歌山県
テレビ和歌山
ロケットの公式見学場が設置された串本町の田原海水浴場では、カイロス2号機が打ち上げられると、歓声と拍手が起こりました。しかし、飛行中断が発表されると、会場にはどよめきが広がりました。 ロケット発射場近くに設けられた公式の見学場 田原海水浴場には、平日にも関わらず朝早くから多くの人が集まり、打ち上げ1分前からはカウントダウンが行われました。 午前11時、カイロス2号機が轟音と共に空高く打ち上げられ、山の向こうから姿を現すと会場から歓声と拍手が起こり、万歳三唱も行われました。 しかしその後、飛行の中断が発表されると会場にはどよめきが広がり、落胆と共に次へのエールの声が聞かれました。 一方、那智勝浦町の公式見学場 旧浦神小学校にも、今日こそロケットが打ち上がる姿を見ようと、熱心なファンらが訪れました。 屋上の見学場にも県内外から多くの見学者が訪れ、打ち上げられたカイロス2号機が大きな音を立てながら勢いよく上空に打ち上がると、会場からは歓声と共に大きな拍手が起こり、中には目を潤ませる人もみられました。しかし飛行中断の連絡が入ると、見学客らは静かに帰路についていました。
県庁で映像を通して打ち上げを見守った岸本知事は「衛星を軌道に乗せるというミッションが、達成されなかったという意味では少し残念ですけれど、かなり進歩したと。一歩前進二歩前進ぐらいの感じで、今日は和歌山県にとりましては記念すべき日になったと考えています」 「本当に青空に向けてロケットが飛んでる姿を見て感動いたしましたし、ぜひ次のチャレンジをして頂きたいと思います。スペースワン社の皆さんのことですから、原因究明をされ対策を立てられて、3号機の打ち上げを近い将来楽しみにお待ちしております」
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