種子島の地上燃焼試験場 復旧見通し立たず イプシロンSロケットのエンジン燃焼試験中に爆発 鹿児島
鹿児島テレビ
11月26日、種子島宇宙センターで行われた、イプシロンSロケットのエンジン燃焼試験中に発生した爆発について、JAXAは25日、原因調査チーム設置後、2回目の会見を開きました。 爆発によって損傷した地上燃焼試験場の設備については、復旧の見通しがまだ立っていないとしています。 11月26日、種子島宇宙センターで行われたイプシロンSロケットの第2段モーターの地上燃焼試験で爆発が発生しました。 JAXAは当日中に原因調査チームを設置し、試験データの解析に取りかかっていて、25日は2回目の会見が開かれました。 原因調査チームは試験データの一部を新たに明らかにするとともに、今後は事故当時に発生していた「燃焼圧力の予測値との乖離」、「燃焼ガスの漏れ」、そして「爆発」の3つを中心にそれぞれの原因を分析し、事故原因を絞り込んでいく考えを示しました。 また、爆発によって損傷した地上燃焼試験場については、まだ外観の点検だけを行っている段階で、復旧の見通しは立っていないということです。 このほか、今回爆発したモーターと同じモーターを搭載しているH3ロケットへの影響については、設計が異なることや検査データの結果などから懸念はないとしています。
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