「確実に利益が出る」に騙され800万超… 勤務先から借金、上司が詐欺疑う 被害者は北海道民
北海道・函館中央警察署は2024年12月12日、北斗市内などでSNS型投資詐欺事件が発生したと発表しました。 被害にあったのは、北斗市内に住む60代の男性です。 警察によりますと、2024年8月11日「日本人女性を名乗る投資アシスタント」から男性のLINEに投資の誘いの情報が送られてきました。 男性は投資の経験があったことなどからこの情報に興味を持ち、投資アシスタントとLINEでやりとりを始めたところ、偽の投資サイトを紹介されたということです。 男性は偽の投資サイトに登録。すると「サイトの関係者の男を名乗る2人」とLINEでやりとりするようになり、「確実に利益が出る」などと数パーセントの利益が出る取引計画を持ちかけられました。 この話を信じた男性は10月7日から11月29日にかけて、指定された口座に6回にわたって金融機関のATMから合計約813万円を振り込み、だまし取られました。 男性はこの投資のために勤務先の会社から金を借りていて、上司に相談したところ詐欺を疑われたことで被害に気づいたということです。 警察は、「SNSで知り合った相手から現金を要求されたら詐欺を疑い、#9110などに相談してほしい」と呼びかけています。