注目の若手レフティ、アクシャイ・バティアの最新セッティング。中尺パター「ジェイルバード380」を長尺のように使い今季パットスタッツ上昇
みんなのゴルフダイジェストでも次世代のPGAツアーの注目若手として度々紹介してきたレフティ、アクシャイ・バティア。現在の世界ランクは27位。8月のプレーオフ最終戦、ツアー選手権で撮影してきたクラブセッティング。 アクシャイ・バティアの最新セッティングはこちら
クラブ契約はキャロウェイ。パターは中尺のジェイルバード380。どんな経緯で選んだのか、キャロウェイの担当に聞いた。「アクシャイは、昨年からパットのスタッツをワンランク上げようとチャレンジしていました。昨年9月のフォーティネット選手権の初日に長尺パター、2日目には中尺の380を試したこともありました。オフになり、中尺パターでいくことを決意、開幕戦のザ・セントリーを目標にテストを重ね、長さを調整し、セットアップも変更していきました」
「特に目の位置がボールの真上にくる癖を修正(目がボールの後方)、さらにリードアーム(右腕の前腕)がターゲットラインと平行ではなく、内側に入るよう整えました。このような工夫により、パットに自信を持ち、今季の好成績につなげたのです」。パットのアベレージは昨年の105位(1.761)から今年は32位(1.737)と大きくランクアップした。
3本のニューウェッジ、OPUSについても聞いた。「今は50・54・60度の3本で、アンソニー・タラントがバックフェースに入れたスタンプ以外のカスタマイズはなく、バウンスも市販モデルのまま。新しいOPUSのグラインドはアクシャイにフィット、すぐ使用に至りました。特に60度の丸みを帯びたリーディングエッジの形状により、彼のアプローチスキルに多様性が生まれたようです」
ちなみに、A・タラント氏はキャロウェイ本社でツアープレーヤーのクラブ調整を担当する一人で、仕事の傍らウェッジのバックフェースに様々なデザインを描き、それが同社〝Art Wedge〟シリーズのきっかけになった。
ドライバーはローグSTシリーズがお気に入り。現在はローグSTのMAX LSの9度を7度に立てて使う。テキサスOP優勝もこのドライバー。そして、もう1本、Ti340MINIというミニドライバーを入れている。