氷見高バスケ部、初のＯＢ会誕生 創部４０年、世代超え交流 競技人口減「伝統守る」
氷見高男子バスケットボール部に初のOB会が発足した。今年創部40年の節目を迎えたことから立ち上がり、世代を超えたOBの交流を促すことで部の伝統を守る。17日には初のOB会が開催され、約40人が試合を楽しんだ。 部は1984（昭和59）年、当時のバスケ好きの1年生が同好会を設立し、翌年には部に昇格した。これまで県大会でベスト8に入るなど現在も活動を続けている。 ただ、これまで現役を退いた後は同級生など近い年代の交流のみにとどまっていた。そこで、初代の部長で氷見市バスケットボール協会長の東海剛史さん（55）が、節目に合わせて幅広い世代が集まるきっかけにしてもらい部を盛り上げようとOB会を発足させ、初代の会長に就任した。 初のOB会は市ふれあいスポーツセンターで開かれた。試合では20代～50代までのOBがボールを追いかけ、思い出話に花を咲かせた。今後は年1回開催し、現役部員を交えて試合を開催するなど交流の輪をさらに広げる。市内では児童生徒の人数が減少している影響で、氷見北部中のバスケットボール部が部員不足になるなど競技人口の低下も叫ばれる。東海さんは「自分を含めてOBたちはバスケで成長した。恩返しの意味も込めて、交流を通して氷見のバスケットボール熱を高めたい」と意気込んだ。
