【日本ハム】山崎福也リーグ単独トップ5勝!古巣に初登板、球宴中間発表トップの御礼!
<日本ハム5-4オリックス>◇21日◇エスコンフィールド 票も勝利もリーグトップ!日本ハム山崎福也投手(31)が古巣オリックス相手に初登板し、移籍後最短の5回1/3、今季ワースト4失点降板も、打線の援護を受けリーグ単独トップの5勝目を挙げた。 古巣斬りで“パ6球団制覇”も達成し、この日、発表されたオールスターファン投票中間発表でも、先発投手1位の1万1904票を獲得。“投票御礼”の粘投で今季初の本拠7連勝に貢献し、チームの貯金は再び6となった。 ファンと仲間に感謝の勝利だ。移籍後最短の5回1/3降板。1点差で迎えた9回は薄氷を踏むような思いで見守った。内容は良くない中、野手に5勝目を届けてもらった。山崎は「きょうの内容で勝っていいのかなという感じです。野手に感謝。きょうは特にその思いが強い」と振り返った。 2回1死、山崎の右すねを、オリックス森の打球が襲った。「痛みはなかったですよ。結果的にああいう流れになっちゃったので、そういうふうに見られましたけど大丈夫です」。この回、1死から四球と4連打で3点を失ったが、言い訳はしなかった。「あそこを1本でも2本でも少なくしておけば3点も入っていなかった。そこだけは反省点」と次を見据えた。 昨季まで9シーズン在籍した古巣相手の初登板。当然やりにくさはあった。「力みましたね。意識しないようにという気持ちではあったんですけど、自然と意識していたのかなという感じです」。降板した6回は先頭の森にカットボール、紅林にフォークを捉えられピンチを招いた。「変化球に合っていた感じのイメージはあった。今後どうしようかなという風には思っていますね」。苦しむ中、しっかり収穫は、持ち帰った。 球宴ファン投票中間発表では「令和の怪物」ロッテ佐々木をしのぎ先発投手1位に。「シンプルにうれしいですよね。でもなんか、いいのかなという感じはします。もっと見合った成績が残せるように」と、さらなる成長への活力にする。 次の登板は大好きな打席にも入れる交流戦。22日に打撃練習開始予定も「足の状況でできるかできないか。僕はすると言っているんですけどコーチ陣はストップと(笑い)」。未勝利の阪神、広島との対戦が濃厚で、今度は“セパ12球団制覇”への準備に、取りかかる。【永野高輔】