【フィギュア】〝あずしん〟は2位も今後へ手応え「ケガなく健康に練習できればもっと上に行ける」
フィギュアスケート・アイスダンスの〝あずしん〟こと田中梓沙、西山真瑚組(ともにオリエンタルバイオ)は、次なる戦いに向けて収穫を得た。 【写真】表彰式で笑顔を見せる”あずしん” リズムダンス(RD)2位で迎えた全日本選手権最終日(22日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)のフリーダンス(FD)で102・89点をマーク。シーズンベストを更新する合計168・92点で2位に入った。西山は「全日本選手権で最後まで滑り切れたことに満足している。FDに関しては、練習でやってきたことを出すことができたので、それもうれしい」と振り返った。 今夏に田中が右ろっ骨を痛めた影響で、長期間にわたって十分に練習を積めない時期が続いた。それでも、今大会を前にできる限りの形で滑り込みを敢行。西山は「ケガをした本人が一番辛くて大変だったと思うけど、それを乗り越えて、一緒に出場してくれてとても感謝している」と率直な思いを述べた上で「なかなか満足に練習できなかったけど、その中でも自分たちの現段階でできることを一つひとつの大会で出せている。これからケガなく健康に練習できればもっともっと上に行ける」と手応えを語った。 今後は来年2月に冬季アジア大会(中国)を控える。ケガの回復具合について田中は「動くのはやっぱり少しちょっと大変な部分はある」としながらも「(先月のグランプリシリーズ第4戦)NHK杯前よりは状態も少し良くなった。その分練習できた」と順調に回復。今大会の経験を成長につなげる。
東スポWEB