鼓舞激励の選抜旗 高知のグラウンドで授与式と壮行会 /高知
第94回選抜高校野球大会に出場する高知(高知市)の旭グラウンドで27日、選抜旗授与式と壮行式が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同時に開催。校章があしらわれた旗が谷崎陽主将(2年)に手渡され、選手たちは甲子園での活躍を誓った。 式では永野隆史校長から谷崎主将に選抜旗が手渡された。橋本浩・県高野連会長は「高校野球ファンなら誰でも知っている全国区の知名度。プレッシャーは大きいと思うが、四国チャンピオンというプライドを持って実力を発揮してくれることを楽しみにしている」とエールを送った。その後、浜田省司知事、岡崎誠也市長からの祝電が読み上げられた。 激励の言葉を受け、谷崎主将は「甲子園では苦しい展開が多くなると思うが、持ち味である声を生かして、まず1勝を達成できるよう全力で戦いたい」と選手を代表して決意表明した。 式終了後、浜口佳久監督は取材に対し「選抜旗を受け取って、出場校発表の時より一層気が引き締まった。自分たちのペースで試合を進められれば勝てるのではないか」と話した。【北村栞】