へき地医療の維持を目的 「移動診療車」を使ったオンライン診療の実証事業が行われる 兵庫・養父市
読売テレビ
兵庫県養父市で、へき地医療の維持を目的にした「移動診療車」を使ったオンライン診療の実証事業が行われました。 移動診療車でのオンライン診療は、へき地医療に取り組む医師の負担軽減などを目的にした、兵庫県では初となる実証事業で、移動車では、血圧測定やエコー検査のほか、心電図やレントゲン撮影もでき、地域の診療所と変わらない医療の提供が可能です。 27日は診療所の看護師が同乗し、集落の公民館の駐車場と、約10キロ離れた診療所の医師とをオンラインで結び、患者への診療が行われました。 診察を受けた患者 「これから本当に雪が降りますので、 こうして(オンライン診療して)いただいたら本当に助かります」 兵庫県では山間部などのへき地での医師不足が特に深刻で、県は、将来の地域医療の維持のための有効な手段として、今後も実用に向けた検証を続けていくとしています。