“違法賭博問題”あす大谷選手が「取材対応」へ 水原氏の元バイト先を取材…語られたのは
日テレNEWS NNN
25日、本拠地で初めてのオープン戦に臨んだ大谷翔平選手。元通訳の水原一平氏の違法賭博問題について「沈黙」を貫いたままですが、日本時間26日に取材に応じると明らかにしました。そんな中、問題のキーパーソンを直撃。カメラの前で語ったことは。 ◇ 日本時間23日、私たちは水原氏が以前、アルバイトをしていたすし店を訪ねました。店には、大谷選手や水原氏のイラストが飾られていました。 水原氏の元アルバイト先 松木保雄店長 「これファンが描いてくれて。(水原)一平ちゃん・(愛犬)デコピンと『みんなでがんばろう』という。一平ちゃんはもう参加できないけども」 水原氏は、2006年から2009年の3年ほど働いていたといいます。 ESPNによると球団スポークスマンの話として、水原氏はドジャースの選手らを前に「私はギャンブル依存症です」と明かしたといいます。当時からギャンブルに興味があったと思わせるこんなエピソードが… 水原氏の元アルバイト先 松木保雄店長 「ディーラーの学校があるらしいですね。『行ったけどダメだったよ』と。『向いてなかったんだ』という感じで自分の向き・不向き、向いた仕事を探す時期だったんでしょうかね」 カジノのディーラーを目指し、専門の学校に通っていたといいます。 その後、大谷選手の専属通訳としてエンゼルスで6年。新天地ドジャースでも支える予定でしたが、シーズンが始まってすぐ、違法賭博を行ったとされる問題が浮上しました。 アメリカのスポーツ専門メディア「ESPN」によると、水原氏の借金は少なくとも日本円で約6億8000万円。AP通信によると、アメリカで国税庁にあたる機関が水原氏を捜査対象とし、MLB(=メジャーリーグベースボール)も大谷選手と水原氏について正式に調査手続きを開始する事態にまで発展しています。 注目されるのは、大谷選手が借金の返済に関わったかどうか。また、水原氏の賭博についてどの時点で認識したのかです。 果たして真実は… ◇ 日本時間23日、私たちは水原氏の賭博の「元締」が住む家を訪ねました。 記者 「立派な家がありますね」 「扉が開いた」 「おはようございます」 「ボウヤーさんですか? 日本のテレビ局です」 水原氏の賭博の元締 マシュー・ボウヤー氏 「犬がいるから気をつけて」 帽子に短パン姿のマシュー・ボウヤー氏。 記者 「水原氏と大谷選手の件にコメントは」 水原氏の賭博の元締 マシュー・ボウヤー氏 「NO、犬がかむかもしれないよ」 記者 「大谷選手に会ったことはありますか? 一平氏には会ったことありますよね?」 質問に答えず家の中へ戻っていきました。 その後、ボウヤー氏の弁護士が取材に応じました。 ボウヤー氏の弁護士 「ボウヤー氏は大谷選手と会ったことも話したこともありません。(大谷選手と)関係性はありません」 接点はないとしたものの… ボウヤー氏の弁護士 「ボウヤー氏は『Otani』という名前から電信送金があったと認識していました」 ――水原氏が大谷選手から盗んだ金? 大谷選手が自ら送金した金? ボウヤー氏の弁護士 「電信送金書類を見たわけではないので何があったか正確なことはわかりません。わかっているのは『Otani』から借入金と書かれた振り込みのメモがあったということ」 大谷選手は何を語るのか。世界中が注目する中、一連の問題について騒動の後、初めてメディアの取材に対応する予定です。 (3月25日放送『news zero』より)