青森・大鰐のワイナリーで「ヌーヴォー」仕込み 津軽産シャインマスカット100%
青森県大鰐町のサンマモルワイナリー第2工場で15日、津軽産シャインマスカットを100%使った白ワイン「青森プレミアムヌーヴォー2024シャインマスカット」の仕込み作業が始まった。発売は今年で3年目。五所川原市や鶴田町など津軽地方で栽培が盛んになっているシャインマスカットを、津軽の新たな名産品として売り込むのが狙い。 同日は、同社製造部の笠井卓(すぐる)課長ら従業員12人がシャインマスカットの実を手作業で房から一つ一つ取り、実を専用の機械に入れて軽くつぶした。 16日にプレス機で果汁を搾り出した上で、タンクの中で約2週間かけて発酵させ、12月上旬に瓶詰めする。笠井課長は「シャインマスカットの豊潤な甘さを生かしたワインにしたい」と意気込んだ。 年末のクリスマスと正月に合わせ、12月20日から県内のスーパーや酒店などで販売する。予約は11月15日から12月9日までの間、サンマモルワイナリーのオンラインショップで受け付けている。約2千本限定で、価格は4950円(税込み)。