北陸応援割の開始、各県が判断 国交相「2次避難を考慮」
斉藤鉄夫国土交通相は20日の記者会見で、能登半島地震を受けた観光支援「北陸応援割」の開始時期を巡り、一律ではなく、各県が状況に応じて柔軟に判断すべきだとの考えを示した。 応援割は、新潟、富山、石川、福井4県への旅行代金を割り引く仕組み。期間は3~4月を想定しているが、宿泊施設が2次避難先となっている例もあり、斉藤氏は「2次避難や住まいの提供状況などを考慮して地域ごとに柔軟に対応したい」と述べた。 応援割の開始で避難者が立ち退きを求められるのではないかとの懸念が出ており、斉藤氏は「2次避難に支障が生じないよう宿泊施設に呼びかけたい」と強調した。