南海トラフ臨時情報 4人に1人は「知らなかった」専門家「モノだけでなく考えの備えを」最大震度6弱 日向灘震源の地震から3か月
■もうそんなこともあったなという感じ 地震発生から3か月… 県民の防災意識に変化はあったのでしょうか。 (県民) 「リュックに色々つめてベッドの横に置いたりとか、靴をいまだ置いてある、近くに置いたりしている」 「お水を貯蓄している。6本くらい」 一方、こんな声も・・・ (県民) 「(防災意識は)特にない。直後は(防災意識は)あったが、もうそんなこともあったなという感じ」 ■商品が安定入荷できている今だから、客に防災意識を促したい 地震発生後、防災グッズを買い求める人が多く訪れていた宮崎市のホーセンター。当時、売り場の棚は空っぽになり、品薄状態が続いていました。 ただ、今月、店の棚を見てみると、在庫は十分そろっている状態に。 現在は備蓄に関するアイテムが売れているといいます。 (ハンズマン柳丸店 上門朋広店長) 「だいぶ災害から落ち着いたが、いまだにこういう保存食とか保存水というのがあるが、これが長期保存できるお水だが、こちらの方はまだ動きが災害前と比べると動きはある」 店では、商品が安定して入荷できている今だからこそ、来店客に防災意識を促したいとしています。 (ハンズマン柳丸店 上門朋広店長) 「この機会に自宅でストックしてもらって『いざというときのために備えてもらいたい』と(接客時に)話をさせてもらっている」 ■「モノ」だけでなく「考え」を備えることが大切 京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教は、備蓄や家具の固定といった「モノ」の備えだけではなく、「考え」を備えることが大切だと呼びかけます。 (京都大学防災研究所宮崎観測所 山下裕亮助教) 「そのときにその場で何かを判断すると混乱を招くことが大体のこと。ですから、『この情報が出た時にはこういう対応を取りましょう』、それを事前に備えておく。『地震が起こったときにどうしたらいいかな?』という備え。『モノ』ばかりじゃなくて、『考え』をしっかり備えておくということを再確認してください」
※MRTテレビ「Check!」11月8日(金)放送分から
宮崎放送