箱根大名行列、時代絵巻が勇壮に 「下にー、下にー」湯本の温泉街練り歩く
江戸時代の参勤交代を再現した伝統行事「箱根大名行列」が3日、箱根町湯本地区で実施された。今年は国指定重要文化財の「函嶺(かんれい)洞門」でオープニングセレモニーを行い、ホテル南風荘から湯本富士屋ホテルまでの温泉街約2キロを約250人が練り歩いた。 【写真で見る】臨場感あふれる鉄砲衆の演武も 大名行列は1935年に始まり今年で71回目。「下にー、下にー」のかけ声の後に、当時の衣装に身を包んだ侍や奴(やっこ)らの行列がにぎやかに登場した。本隊の前後には芸者衆や北條鉄砲衆、マーチングバンドが行進。豪華絢爛(けんらん)な時代絵巻を鑑賞しようと沿道には家族連れや観光客らが詰め掛けた。 横浜市保土ケ谷区から家族で訪れた小井手光恵さん(8)は「たくさんの人が演奏したり踊ったりしていてすごかった。びっくりした」と言葉を弾ませていた。
神奈川新聞社