JAあづみがジャンボ玉ねぎコンテスト 長野県安曇野市
長野県安曇野市特産のタマネギの中から、大相撲になぞらえて最も大きい「横綱」を決めるジャンボ玉ねぎコンテストが25日、安曇野市豊科のJAあづみ豊科支所で開かれた。ネオアースと甘―70の2品種の横綱に、農業・赤澤喜夫さん(76)=豊科南穂高=のしこ名「澤の海」(直径13・27センチ、852グラム)と「喜の山」(同14・30センチ、863グラム)が輝いた。「澤の海」はネオアースの横綱では歴代最大で、甘―70の横綱で歴代2位の「喜の山」とともに堂々とした姿を見せつけた。 特に生産が盛んな豊科地域から、ネオアースは13点、甘―70は12点が出品された。しこ名とともに、生産者のお勧め料理が「得意技」として読み上げられ、直径と重さが計測された。ユニークな形を競う部門もあり、5点の中から審査員6人の投票で特別賞を決めた。 今年はタマネギが大きくなる5月上中旬に雨が少なく、小玉傾向となった。出品した生産者からは、品質が低下する病気に悩まされたとの声も聞かれた。赤澤さんは「毎年、同じほ場で作っているので肥料が残っていて良かったのでは。耕作面積が広くなく、手植えなのもいいのかな」と喜んでいた。 JAあづみ豊科支所が主催するコンテストで、5回目となった。審査員長を務めた同JAの丸山隆也理事(68)=豊科=は「あらためて『でっかいタマネギがあるな』と思う。もっとたくさんのタマネギを作ってもらえるようになっていけば」と願った。
市民タイムス