「浮かれず、はしゃがず」と立憲・野田代表 国民民主の対応を念頭か
立憲民主党の野田佳彦代表は1日の記者会見で、裏金問題に関与した萩生田光一元政調会長ら4氏に自民党が衆院会派入りを要請したことについて、「思慮も足りないし、反省も足りない」と断じた。「首相指名の(多数派形成の)焦りもあるのだろうが、そんなこと、4人の会派をつくり、協力を求めればいいだけの話だ」と指摘した。自民は衆院選で4氏を非公認などにしていた。 【写真】選挙公約を発表する国民民主党の玉木雄一郎代表=2024年10月8日午前9時32分、国会内、上田幸一撮影 野田氏は衆院選について、「自公政権に対してノーという民意だった。それは裏金の問題できちんとしなかったことに対する批判が根底にある」と強調。「それを踏まえ、各党、国会がどう対応するのかという基本を押さえながら、(政界の枠組みが動く)化学反応を起こしていかなければいけないのではないか」と語った。 国民民主党が政策実現を掲げ、過半数を割った自公側との協議を急いでいるのとは対照的に、野田氏は「浮かれずに、はしゃがずに、きちっと冷静に対応をしていきたい」と述べた。(大久保貴裕)
朝日新聞社