フィンレー、後藤を退けIWGPグローバル王座防衛成功!タイチが次期挑戦表明「簡単にあきらめるわけにはいかねえんだよ!」
タイチ「この『G1』に出られなかった男が、このベルトのチャンピオンになって、東京ドームのリングに立ってやるよ!」
新日本プロレスは10月14日、東京・両国国技館で「映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』Presents KING OF PRO-WRESTLING 2024」を開催した。この秋恒例のビッグマッチでは、多くのファンが集まり、IWGP GLOBALヘビー級王座を巡る一戦に注目が集まった。 【動画】後藤洋央紀vsデビッド・フィンレーのIWGP GLOBALヘビー級選手権試合(試合ハイライト) 映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』Presents KING OF PRO-WRESTLING 2024 日時:2024年10月14日 (月・祝) 15:30開場17:00開始 会場:東京・両国国技館 観衆:6,211人 セミファイナルとして行われた第8試合では、後藤洋央紀が王者デビッド・フィンレーに挑戦。後藤のタッグパートナーであるYOSHI-HASHIが9月29日の神戸大会でフィンレーに挑むも惜しくも敗北したことから、後藤自身がその借りを返す形となった。フィンレーもまた、今年のG1 CLIMAXで後藤に敗北を喫しており、王者としてのプライドをかけたリベンジマッチとなった。 試合開始前、後藤はリングサイドに座る自身の子どもたちに挨拶をし、会場は「後藤」コールで包まれた。フィンレーは外道と共に入場し、後藤の子どもたちに不敵な笑みを浮かべる。序盤から両者の激しい攻防が展開され、後藤はエルボーでフィンレーを押し込むが、フィンレーもすかさず反撃。フィンレーは後藤の子どもたちを挑発し、観客のブーイングを浴びながら試合を優位に進めていった。 フィンレーはリング外での攻撃を巧みに織り交ぜ、後藤にパワーボムを狙う場面もあったが、後藤はこれをショルダースルーで切り返し、フィンレーを鉄柵に叩きつけるなど粘り強いファイトを見せた。特に後藤がフィンレーを鉄柱に打ち付け、続けざまにエルボーで追撃する場面では、場内が大きく沸いた。 試合は中盤に差し掛かり、両者ともに疲労が見える中、フィンレーがカナディアンハンマーを繰り出すも、後藤はこれをカウント2で返し、試合はさらに激化。フィンレーは後藤の子どもたちを再び挑発し、後藤の頭部にラリアットを連発したが、後藤もひるむことなく反撃し、場外戦での優位を保った。 後藤はコーナー最上段からのダイビングエルボードロップを繰り出し、会場の歓声を背にフィンレーにカバーを試みたが、フィンレーはこれをカウント2で返す。フィンレーは次に逆襲をかけ、外道の介入を受けながらもINTO OBLIVIONを炸裂させ、カバーに入るも後藤は意地を見せてこれをキックアウト。 終盤、フィンレーは後藤の子どもたちに再び挑発的な行動を見せ、観客のブーイングが一層強まる中、後藤も再び反撃を試みた。しかし、フィンレーは最後にオーバーキルを決め、後藤からフォールを奪って3度目の王座防衛に成功した。 試合後、フィンレーは後藤の子どもたちを睨みつけ、不敵な笑みを浮かべながらリング上で勝利を誇示。 フィンレーは観客に向けて挑発的な言葉を放ちつつ、次期挑戦者として上村優也の名を挙げた。タイチがリングに現れた場面では、会場の緊張感が一層高まり、タイチはフィンレーに挑戦の意志を表明した。 タイチ「オイ、いいか。いま、ここにいるのは優也の代打じゃねえぞ!これはオレ自身の意思で来てんだよ。そうだ、オレは今年、『G1』に出ることができなかった。そのとき、いろいろ思うこともあったよ。だけどな、こんなオレでもな、信じてついてきてくれるたくさんのファン、そしてオレ自身、この体力と気力が続くかぎり、簡単にあきらめるわけにはいかねえんだよ!オイ、フィンレー!オレにやらせろ!」 フィンレーのベルト攻撃をかわしたタイチは、観客の声援を受けてフィンレーにバックドロップを炸裂させ、最後にはベルトを手に取り、次の挑戦者として堂々と宣言。 タイチ「オイ!この『G1』に出られなかった男が、このベルトのチャンピオンになって、東京ドームのリングに立ってやるよ!」 試合後の会場は、タイチの熱いマイクアピールと共に大歓声に包まれた。 <写真提供:新日本プロレス>
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