Z世代がイメージする「子育てに必要な世帯年収」は「400万~600万円」が最多…一方、子育て世帯の世帯年収は?
Z世代がイメージする「子育てに必要な世帯年収」はいくらぐらいなのでしょうか。株式会社サンマリエ(東京都新宿区)が運営する結婚相談所『サンマリエ』による「結婚への経済的不安」に関する実態調査によると、「400万円以上600万円未満」が最多となりました。一方、子育て世帯に聞いた世帯年収は「800万円以上1000万円未満」が最も多くなったそうです。 【調査結果を見る】現在の子育て世代の実際の年収は? 調査は、都内在住の未婚のZ世代(20歳~26歳)101人および都内在住の子育て世帯108人を対象として、2024年8月にインターネットで実施されました。 まず、Z世代101人に「現在の年収」を教えてもらったところ、「200万円未満」(30.7%)が最も多く、次いで「200万円以上400万円未満」(27.7%)、「400万円以上600万円未満」(18.8%)が続き、約6割が400万円未満という結果になりました。 さらに、「結婚して子どもを育てていくのに必要な世帯年収はいくらだと思いますか」という質問には、「400万円以上600万円未満」(25.7%)が最多となったほか、「600万円以上800万円未満」(15.8%)、「800万円以上1000万円未満」(14.9%)といった回答が挙げられました。 続けて、「子育てをする上で特にお金がかかる項目は何だと思いますか」と尋ねたところ、「教育費」(67.3%)、「食費」(45.5%)、「保育費」(35.6%)などがTOP3となりました。 また、「子どもを育てることに、どのような経済的不安を感じますか」という質問には「子どもに高等・大学教育を受けさせてあげられない不安」(45.5%)や「子どもの習い事や趣味にかかる費用を賄えない不安」(37.6%)といった回答のほか、「将来の貯蓄や老後資金が不足する不安」(27.7%)という意見もみられました。 さらに、「夫婦共働き」(強く望む24.7%、やや望む42.6%)を希望するZ世代は67.3%と7割近くを占めました。 他方、子育て世帯108人に「現在の世帯年収」を教えてもらったところ、「800万円以上1000万円未満」(15.7%)、「400万円以上600万円未満」「1400万円以上」(いずれも14.8%)などが上位となりました。 また、約6割が結婚前に「結婚生活や子育てをしていくことに、経済的な不安・心配があった」(非常にあった24.0%、ややあった31.5%)と回答。 そこで、結婚前に結婚生活や子育てをしていくことに「経済的な不安・心配」を感じていた60人に「結婚前に想像していた経済的不安は、現在どのように変化しましたか」と尋ねたところ、約4割が依然として「経済的不安を感じている」(不安は大きい31.7%、不安はやや大きい8.3%)実態が浮き彫りとなりました。 その一方で、「子どもの笑顔に癒される」(42.6%)や「生活の充実感が増した」(40.7%)、「生活に目的や目標ができた」(35.2%)など、結婚や子育てが与えるポジティブな影響を挙げる意見もみられました。 ◇ ◇ 【出典】 ▽結婚相談所「サンマリエ」
まいどなニュース