UMAJOBのサイトもリニューアル

　ＪＲＡは２３日、馬産業全体の人材確保に対する取り組みとして、職業紹介イベント〝ＵＭＡＪＯＢフェス〟を１１月９日（土）、１０日（日）にイベント会場「サナギ新宿」で実施すると発表した。 　会場には「大きな馬のぬいぐるみ」や「馬ロボ」などを用意し、来場者が馬と親しむ空間を創出。軽種馬育成協会や日本調教師会など関係団体とも協力し、広く馬の仕事を紹介する取り組みも行う。これに先立って、１９日には職業紹介ポータルサイトのUMAJOBがリニューアルされた。 　同日の定例会見でも、今後の人材確保について総合企画・総務担当の植木聡理事が説明。新人騎手について、現状こそ必要数を確保できているとしながらも、人口減少が伴う今後も安定数は不可欠とし、体重や視力など競馬学校入学への制限の緩和、授業料など経済的負担の減額、ジュニアユースの創設など周辺環境の機能強化のほか、女性生徒増への対応などについて言及した。２０２８年以降は厩務員の退職者が新規就業者を大きく上回るとして、競馬学校厩務員課程における就学費用の減額などを行うとした。 　また、１５年のクリストフ・ルメール騎手およびミルコ・デムーロ騎手しか実現していない外国人騎手、１３年の戸崎圭太騎手が最後となる地方競馬からのＪＲＡ移籍、今年３月に調教助手から転職した障害の坂口智康騎手などに関して、審判・馬事担当の菊田淳理事は「引き続き門戸を閉ざすことはない。試験に合格すればウエルカムです。坂口騎手には多数の調教助手から問い合わせが来ているとも聞いています。優秀な方は迎え入れたい」として、姿勢に変わりはないと説明した。