電気代、月520円減 割り引きやポイント還元 来年2、3月請求分が対象 東北電力
今冬にも電気料金を一時的に割り引く方針を示していた東北電力は18日、来年2月と3月の請求分(1月と2月の使用分)を対象にすると発表した。標準的な家庭(30アンペア、月間使用量260キロワット時)では1キロワット時当たり2円を割り引いたり、ポイントで還元したりして1カ月で520円の負担減とする。 国は10月使用分で終了した電気代補助を来年1月に再開し、3カ月間実施することを検討している。東北電力は国補助が再開した場合も割引を実施する予定。 割引は自由料金プラン(よりそう+eねっとバリューなど)が対象。事業者などが契約する高圧、特別高圧の割引率は1キロワット時当たり1円とする。 一方、規制料金プラン(従量電灯Bなど)では直接的な割引ではなく、ウェブサービス「よりそうeねっと」会員に1キロワット時当たり2ポイントを贈る。ポイントは電子マネーや特産品と交換できる。 東北電力の樋口康二郎社長(福島県国見町出身)は10月31日の記者会見で、女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機再稼働に際し「料金を通して感謝の気持ちを伝えたい」と表明していた。