留学生ら会津文化体験 会津大(福島県会津若松市)が学習プロジェクト 赤べこ絵付け、民芸品に関心
会津大の学生に会津地方の文化を体験してもらう学習プロジェクトは6日、福島県会津若松市の学内のコミュニティースペース「きやれ」で催され、留学生らが赤べこの絵付けに挑戦した。 県外出身者や留学生に会津の魅力を感じてもらい、将来にわたって愛着を持ってもらおうと大学が企画した。学生26人が参加し、野沢民芸(西会津町)代表理事の早川美奈子さんが講師を務めた。早川さんは赤べこ伝説のや、民芸品に込められた思いを紹介した。 野沢民芸が取り扱う赤べこに、学生が思い思いに絵付けした。黒、白、金の各色の絵の具を使い、好みのデザインに仕上げた。 ドイツ出身のティモ・ストライヒさん(博士前期課程2年)は「立体的なオブジェに色づけするのが楽しい」と話した。スリランカ出身のグネチレケ・クムドリさん(コンピュータ理工学部4年)は「在学中は部屋に飾り、国に帰ったら母にプレゼントしたい」と語った。 今後は会津漆器や会津木綿のワークショップを開催する予定。
(会津版)