中大・白川陽大、1部ハーフで3位も「1位をとれなかったことが反省」…担当記者が選ぶ関東インカレMIP
関東の学生長距離ランナーにとって、箱根駅伝と並ぶビッグイベントの関東学生陸上競技対校選手権(通称・関東インカレ)が9~12日に東京・国立競技場などで行われた。今年1月の第100回箱根駅伝で優勝した青学大は長距離4種目で存在感を発揮。同3位の城西大、同4位の東洋大、同5位の国学院大も戦力充実。同2位の駒大は不振も今後の巻き返しが期待される。昨季の箱根上位5校が今季も「5強」か。駅伝シーズンを占う大一番は今年も熱戦だった。担当記者が最も印象に残った選手(MIP)を選出した。 * * * 中大・白川陽大(ひなた、3年)が1部のハーフマラソンで約15キロからのペースアップにも対応し、3位を死守。それでも「1位をとれなかったことが反省。次に向けて課題が見えた」と満足はしなかった。 今年の箱根駅伝で中大は体調不良者が相次ぎ総合13位に終わり、自身も9区区間16位と苦しんだ。今回は予選会からの参戦だが「全員が悲観的になっていなくて、本戦で勝つことしか考えていない」と前向きだ。 母(旧姓・山崎)陽子さんは94年世界ジュニア(リスボン)女子1万メートルの覇者。「日本人に勝つだけではお母さんを超えられない」と名門復活の先に、世界レベルでの活躍も見据えている。(手島 莉子)
報知新聞社