池袋暴走事故、死去の飯塚受刑者は93歳で収監中 妻子失った遺族も誹謗中傷被害
松永さんは今年3月、法務省の「被害者等心情聴取・伝達制度」を使い、飯塚受刑者に「どうすれば事故を起こさずに済んだか」という質問を送った。飯塚受刑者は4月、「運転しないことが大事です」と郵送で回答。松永さんは5月、飯塚受刑者と約50分間にわたり面会した。
松永さんは交通事故の予防や再発防止の啓発取り組み、遺族の心情やSNSの誹謗中傷に関する講演活動などを続けている。事故を受け、豊島区は2年7月、事故現場となった東京メトロ東池袋駅前の交差点に慰霊碑を設置した。(高木克聡)