中谷潤人、プロ通算30勝「意識している」 ゴルフ場で走り込み下半身強化【ボクシング】
ボクシングWBCバンタム級王者の中谷潤人(26)=M・T=が28日、相模原市の相模湖カントリークラブで下半身の強化合宿に入った。ジムメートらと起伏の激しいゴルフコースでの走り込みが中心。3日間にわたって午前、午後の2部練習を積み、2月24日に行われる同級6位ダビド・クエジャル(23)=メキシコ=との防衛戦へ体を仕上げていく。 身長173センチの中谷に対して、クエジャルは174センチ。このことを踏まえた中谷は「相手も身長のある選手なんですが、合わせて(姿勢が)高くなるんじゃなく低くバランス良く戦っていきたい。そのためにも下半身強化です」とコメント。年内は30日まで合宿を張り、31日はフィジカルトレーニング。年明けの2日にはジムワークと、元日以外は休まず練習する予定だ。 今回はプロ30戦目(29戦全勝、22KO)とという節目になるが、「意識しています。節目として楽しみにしてくれているファンの方もいますし。どこかで大きく飛躍するのではなく、一戦一戦大事に戦ってきたことが今につながっていると思っています」。陣営ではプロ通算30戦目を記念したグッズも計画している。 2月24日に東京・有明アリーナで開催される興行では中谷の試合のほかWBAバンタム級タイトル戦、王者・堤聖也(角海老宝石)―比嘉大吾(志成)、同級ノンタイトル10回戦、那須川天心(帝拳)―ジェーソン・モロニー(豪州)も行われる。興行はAmazonのPRIME VIDEOが独占生配信する。
中日スポーツ