元磐田FWスキラッチ氏の訃報に野々村チェアマンがコメント「大変驚いています」
Jリーグは19日、かつてインテルやユヴェントス、ジュビロ磐田などでプレーした元イタリア代表FWサルヴァトーレ・スキラッチ氏の訃報を受け、野々村芳和チェアマンのコメントを発表した。 1964年12月1日生まれのスキラッチ氏はメッシーナでプロキャリアをスタートさせると、その後はインテル、ユヴェントスという国内屈指の名門でプレー。セリエAでは通算120試合の出場で37ゴール12アシストをマークし、コッパ・イタリアやヨーロッパリーグ(EL)では優勝も経験した。1994年夏には磐田に加入し、現役生活最後の2年間を日本で過ごすことに。磐田では公式戦通算93試合の出場で65ゴールをマークするなど驚異的な決定力を見せつけた。 また、1990年にデビューしたイタリア代表では国際Aマッチ通算16試合に出場し7ゴール1アシストをマーク。FIFAワールドカップイタリア1990では6ゴールを挙げて大会得点王に輝き、イタリア代表の3位に大きく貢献した。同大会では大会最優秀選手賞(MVP)も受賞している。 そんなスキラッチ氏はイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると、2022年に結腸がんを患っていることが明らかになり、以降は2度の手術を受けるなど闘病生活を送っていたという。先日にはイタリアの国営放送『RAI』が深刻な状態でパレルモ市民病院に緊急入院した」と報じ、容態が心配されていたが、18日に59歳という若さで帰らぬ人となってしまった。 スキラッチ氏の訃報に接し、Jリーグの公式サイトで野々村チェアマンは以下のようにコメントを発表している。 「この度の訃報に大変驚いています。スキラッチ氏とは、同じ年代にプレーした選手として対戦経験もあり、その華麗なプレーと優れた得点感覚で相手チームにとって脅威を与える、まさにストライカーと呼ぶに相応しい存在でした。ジュビロ磐田でのプレーは今でもファン・サポーターの記憶に深く刻まれていることでしょう」 「体調を崩しているという報道を目にし、回復を祈っていましたが誠に残念でなりません。Jリーグ創成期に活躍したストライカーに、Jリーグ、Jクラブ、サッカーファミリーより、心からの哀悼の意を表します」
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