[山口県]光市長選あす告示、三つどもえか 宇部市長選は無投票か
任期満了に伴う光市長選は20日に告示(27日投開票)される。前市議会副議長の笹井琢氏(57)、前市経済部長の芳岡統氏(55)、前市議会議長の木村信秀氏(62)=表明順=の新人3氏が無所属で立候補を表明。ほかに立候補を模索する動きもあったが辞退することになり、三つどもえの選挙戦となる公算が大きい。 笹井氏は元県職員で、市議を4期16年務めた。市民活動を支援する「市民力醸成」による活力創出や、保育料完全無償化など子育て支援の充実を掲げる。周辺自治体の上関町で建設検討が進む使用済み核燃料の中間貯蔵施設には明確に反対する。ミニ集会を重ねる。 芳岡氏は約25年間の行政経験を生かした市政継承・発展を掲げ、子育て・教育や、JR光駅のバリアフリー化の早期実現、にぎわい再生を訴える。自民党県連、公明党県本部と連合山口から推薦を得た。今期限りで退任する市川熙市長から後継指名を受けている。 木村氏は市議会で議長を2回歴任。公約の柱に光駅を中心としたまちづくりを掲げ、老朽化した市役所本庁舎を移転し、中心市街地をつくることで波及・発展効果を広げると主張。子育て支援や公共交通充実などを掲げ、各地で自身の政策を訴える。 同日程である市議選は定数18人に対し、現職15人、元職1人、新人6人の計22人が立候補の準備を進める。 市選管によると、14日現在の選挙人名簿登録者数は4万1467人(男1万9531、女2万1936)。 ◇ 任期満了に伴う宇部市長選が20日に告示(27日投開票)される。 18日までに立候補を表明しているのは、2期目の当選を目指す現職の篠崎圭二氏(43)=自民、公明、連合山口推薦=のみ。共産党県北南地区委員会は候補擁立を断念し、自主投票とする方針を決めており、無投票となる公算が大きくなっている。 市選管によると、14日現在の選挙人名簿登録者数は13万3189人(男6万2791、女7万398)。