元放送作家、中居正広の女性問題めぐるフジテレビ声明を”ぶった切り”「保身に満ちた裏メッセージ、意図的な目くらまし」「自局への疑惑ないことに」
元放送作家・長谷川良品さんが29日に自身のユーチューブチャンネルを更新。一部週刊誌などで報じられたタレントの中居正広(52)の女性トラブルを巡り、フジテレビが27日に公式サイトで出した「一部週刊誌等における弊社社員に関する報道について」との声明を「保身に満ちた裏メッセージを感じた。元テレビマンから言わせると、意図的な目くらまし」などとぶった切った。 フジテレビは27日、同局の社員が関与したという一部報道を完全否定する以下の声明を出した。 【このたび一部週刊誌等の記事において、弊社社員に関する報道がありました。 内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません。 会の存在自体も認識しておらず、当日、突然欠席した事実もございません。 発行元に対してもその旨伝えておりました。 その他、プライバシーに関することは控えさせていただきます。 一方で、出演者などステークホルダーとの関係性のあり方については改めて誠実に向き合い、弊社のコンプライアンスガイドラインの遵守により一層努めてまいります。 なお、今回の件に関して、SNS等で弊社社員および関係者に関する憶測による記事・投稿が見られます。 誹謗中傷や名誉棄損に繋がる内容は看過できかねますので厳にお控えください】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 元放送作家でテレビ業界にも詳しい長谷川さんは動画で声明を取り上げて「今回の疑惑について全否定しながらも、その責任はこの編成幹部職員1人の不祥事であるという文脈に論点がスライド(している)」と批判。「否定の前提条件が間違っている。自局の社員への誹謗(ひぼう)中傷を懸念、抑止するような心ある姿勢を装い、疑惑を全否定しつつ、暗にこの問題は同局の編成幹部の不祥事に過ぎませんと言っている」と解説した。 一部報道はフジテレビの港浩一社長や日枝久相談役にも直接取材しており、フジテレビ全体としても問題があるとのスタンスを取っている。声明には(弊社並びに)というワードが抜けている点を指摘。長谷川さんは「本来なら『一部週刊誌等における(弊社並びに)弊社社員に関する報道について』としなければならない。今回の声明は完全に自局への疑惑がなかったことにされている」とも述べた。 長谷川さんの深読みに、X(旧ツイッター)では「これは指摘の通り、あくまでも組織としての関与が無い前提で話がスタートしている。でも幹部社員が関わっていて、仕事にも関係ある話を組織は無関係ですとか、話に無理がある」「たしかに!勉強になりました」「疑惑はますます深まった」などの反応があった。
中日スポーツ