「大谷マット」に笑顔 射水のコーラス、高岡向陵高 「夢を見ようプロジェクト」慰問、部活の力に
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が全国の子どもに贈るマットレスが26日までに、射水市のジュニアコーラスグループ「COLORS(カラーズ)」や高岡向陵高に届いた。児童生徒は世界的なスーパースターからの贈り物に笑顔を見せ、歌による慰問活動や部活動に一層力を入れている。 【写真】大谷選手から贈られたマットレスの寝心地を確かめる部員=高岡向陵高 マットレスの寄贈は大谷選手がプロ野球日本ハム時代から契約する寝具メーカーの西川と共同で企画した。「大きな夢を見よう!プロジェクト」と題し、小学生から大学生までの団体や学生が使用する施設を対象に全国で約2500枚を贈る。 「カラーズ」は小中学生12人が所属し、マットレス12セットが届いた。伏木小5年の山香涼さんは「とてもふかふかで、熟睡できる。大谷選手に感謝し、これからも歌っていきたい」と喜ぶ。グループは医療施設や公民館などで歌を披露しており、26日は高岡市のデイケア光ケ丘で童謡などを歌い、元気を届けた。施設利用者と歌った能町小6年の山下真央さんは「マットの力を借りて歌声を響かせていきたい」と感謝を伝えた。 ●相撲、女子ハンド部当選 高岡向陵高は強豪の相撲部、女子ハンド部の両監督が特設サイトに作文を提出し、日本一を目指す部の取り組みなどをアピールして当選した。相撲部が10枚、女子ハンドボール部が5枚で、寮生活を送るそれぞれの部員が使用する。 マットレスには、睡眠を大切にしてきた大谷選手のメッセージとサインが書かれたカードも添えられた。女子ハンド部の中野暁音主将(3年)は大谷選手と同じく岩手県出身で「体にすごくフィットする。地元、世界のスターからパワーをもらい、日本一を達成する」と意気込んだ。