「相手の波に…」春の福岡王者、春日が力尽きる エース前田歩三雄が投打で奮闘…兄の後を追い東京六大学へ進学希望【高校野球】
◆第106回全国高校野球選手権福岡大会準々決勝 春日4―6福岡大若葉(20日、北九州市民球場) 春の福岡大会を制したシードの春日が力尽きた。ノーシードから勝ち上がってきた福岡大若葉の勢いに押される形で投手陣が序盤から失点。エースの前田歩三雄(3年)が2回途中からマウンドに上がり、7回には自ら左越えの2点二塁打を放つなど投打で奮闘しながら、及ばなかった。「向こうの打者は簡単に三振せず、食らいついてきました。相手の波にのまれて…やるべきことをやれませんでした」。本来4番と5番を打つ選手を体調不良で欠くなどチームは万全の状態ではなく、前田自身も腰痛を抱えての82球だった。 ■いよいよ大詰め!福岡大会準々決勝の結果は…【トーナメント表】 早大で投手だった兄浩太郎さん(23)に憧れており、東京六大学リーグの大学への進学を希望。「野球は続けます。大学で優勝したい」とエースは涙を見せることなく、球場を後にした。
西日本新聞社