【速報】斎藤知事「任期満了まで仕事をしたかった」 報道陣の要望に笑顔を見せる場面も 不信任決議受け「失職・出直し知事選挙への出馬」へ きょう27日が「最後の登庁」で心境語る
「30日付で失職し、出直し選挙に出馬する」と判断した、兵庫県の斎藤知事は27日午前10時頃登庁し、報道陣の取材に「任期満了まで仕事をしたかった」と話しました。 ■【LIVE】斎藤知事登庁 失職・出直し選挙出馬発表翌日に何を語る 【斎藤知事】「きょう(27日)が最後の登庁日になります。この3年間、全力で仕事をしました。県職員のみなさんやいろいろな方に感謝申し上げたいと思います。今回失職という形になりますけど、自分としては任期満了まで仕事をしたかったという気持ちがあります」 また報道陣から「知事室の片づけを取材できないか」という要望があった場面では、「雑然としているので」と断った後も数回要望が続いたことで、笑顔を見せる様子もありました。
■「最後の登庁日」に新たに認めた「特別扱い」も
そして報道陣からは、「免許を更新する際に、一般の受付時間よりも前に更新したのでは」という「特別扱い」があったのではないかと聞かれると… 【斎藤知事】「(免許の)切り替え(更新)の時に、日にちが公務等の都合でなかったので、自分で行くことも考えたんですが、秘書室と相談した結果、県警と調整していただいて、営業時間の少し前に行かせていただいたということは事実です。これは公務ではなくて自分のことですので、やむを得なかったとはいえ、対応としては良くなかったと反省しています」 (Q秘書課が連絡、公私混同では?) 【斎藤知事】「どうしても知事の公務が立て込んでいる中で、どうしようかなと相談した時に、秘書室のほうから調整しますよという話があったので、そこにお任せしてしまったというところは自分が甘かったと反省しています。申し訳ありません」 (Q更新の際、公用車を使った?) 【斎藤知事】「朝の登庁の流れで行かせてもらったので、そのまま警察のほうへ行ったというふうに思います。今考えれば自分のことですから、休み時間とか休暇をとっていくべきだったと、これは本当に反省しています」
■出直し選挙では「これまでの県政を引き続きやらせてほしいと1人でも多くの県民に」
(Qきのう26日に進退を発表してから心境の変化は?) 【斎藤知事】「やはり少しこう、吹っ切れたじゃないですけど、ふっとした思いと、これから選挙がありますから、私は組織とか政党の支援がない中で、やっていこうとしていますから、厳しい道のりになりますので、歩み切れるように、何とかしていきたいという思いでいます。楽になったということはないですけど、職を失するということによって、自分としてはゼロから、一から出直しになりますので、これはやるしかないかなという気持ちです」 こう述べたうえで、出直し選挙への思いを語りました。 【斎藤知事】「私は組織とかないので、1人からのスタートになります。知事選というのは大きい選挙ですから、そんなんできるのかと指摘とかもあるかもしれませんけど、自分なりの思いとか、自分ができることを1人でも多くの県民の皆さんに伝えていきたい。 街頭とか街に立ったら、すごいお叱り受けたり、何やってるんだと言われることもあるかもしれませんけど、それでも自分の思いを改革とか、これまでの県政を引き続きやらせてほしいということを1人でも多くの県民のみなさんに伝えられればいいなと思います 県民の皆さんに対しては、私が県政をこういう状況に招いたということになっていますので、大変申し訳ないと、そういったことをお伝えしていきたいと思います」 そして最後に「知事を続ける覚悟はあるか?」と問われると、「しっかり頑張っていきたい。改革を進めていくという思いで頑張っていきたいと思います」と意気込みを語りました。