「ソシエダで最も輝いた」無得点ドローも好機量産の久保建英を現地メディアは最高評価! 10番ポジション起用には「彼はシルバではない」との指摘
続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、久保の「全力を尽くしました。チャンスがあったのにシュートを打てなかったことは、自分にも責任がありますが、できることは全てやりました。試合終了のホイッスルが鳴った時、勝てなかったことがショックで動けませんでした」とのコメントを紹介した。 さらに個別評価では、彼のプレーを「機敏な動き」と表現し、寸評では「久保にとってはあまり慣れていないポジションである中盤でプレー。前線全体を活発に動き、良いパスを受けたり、出したりした。オスカルソンに絶好のゴールチャンスを提供した」と綴っている。 日刊紙『El Pais』は、久保が序盤に演出した決定機に注目し、「ソシエダの素晴らしいプレー! 久保が3人の選手を抜いてゴールライン際に到達し、ファーポストのオスカルソンにパスを出したが、シュートはジェンク・オズカジャルがクリア。こぼれ球をホン・アランブルが詰めたが、これはGKカール・ハインがブロックした」と、この場面を伝えた。 ソシエダ地元バスクの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、イマノル・アルグアシル監督が採用した4-4-2を検証する中で、「久保はダビド・シルバではない。ソシエダのダイヤモンド型の攻撃において、シルバがピッチにいた時、チームは長いパスの連続で試合を支配し、相手を混乱させ、ボールを失った際の守備を容易にした。対照的に、久保は常にプレーを加速しようとする電光石火の動きを持っており、チームはそのプレースタイルの恩恵を受ける一方で、ボール保持が失敗した際にはより脆弱になった」と指摘している。 それでも、攻撃時には久保が「素晴らしいパス」でチャンスを生み出したことを伝えた同メディアは、10点満点の採点でチーム最高タイの「6」を与え、「10番として非常にアクティブで、相手を翻弄するプレーを見せた。良い動きがあり、得点に繋がり得るパスも幾つか出したが、フィニッシュが欠けていた」と称賛した。 最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「いつもとはポジションを変え、攻撃的MFとしてプレーし、インサイドに侵入する姿が見られた。日本人選手は危険な場面や良いプレーを創出。オスカルソンに良いパスを通し、それがCKに繋がった。素晴らしいプレーだった」と彼の81分間を振り返り、採点はこちらもチーム最高タイとなる「8」としている。 構成●THE DIGEST編集部
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