中津駅に福沢諭吉のタイルアート登場 「学問のすゝめ」紹介する横断幕も設置
大分県中津市島田のJR中津駅北口の壁面に、福沢諭吉の1万円札をかたどったタイルアートがお目見えした。7月に1万円札の肖像が渋沢栄一に代わるのを前に、市民や中津を訪れた人に郷土の偉人を知ってもらおうと制作した。 NPO法人中津まちづくり協議会(仲浩理事長)が、老朽化した壁面のリニューアルを機に企画。3月に完成した。 タイルアートのサイズは縦約2・1メートル、横約4・5メートル。1センチ四方の磁器タイル9万4128枚を使用し、1万円札を再現した。制作費約100万円。 横には、諭吉の生涯年表を記した銅板や著書「学問のすゝめ」の一節を紹介する横断幕(縦約2・5メートル、横約10メートル)も設置した。 同協議会は「肖像が変わっても福沢先生をしっかりPRしていきたい」と話している。