「信用情報」にはブラックリストがあると聞きます。お金を借りるときの信用情報はどんな支払いまでチェックされているのでしょうか?
ブラックリスト扱いになる理由
信用情報に金融事故の情報が登録されることを、「ブラックリストに載っている」「ブラックリストの状態」などといわれます。しかし、実際にブラックリストという書面が出回っているわけではありません。金融事故に該当する返済トラブルは以下の通りで、クレジットカード会社やカードローン会社などから信用を失い、審査に通る可能性が低い状態を意味します。 ●長期延滞 ●債務整理 ●強制解約 ●代位弁済 信用情報に金融事故の情報が登録され、ブラックリストとして取り扱われている人を審査に通してはいけない、という決まりがあるわけではありません。しかし、金融事故を起こすような相手とクレジットカードやローンの契約を締結しても、同様のトラブルを起こすことを疑われます。 信用情報に登録された金融事故の情報は一定期間が経過すれば削除されますが、登録されているうちはクレジットカードやローンの審査に通るのは難しいと考えておくとよいでしょう。 ■公共料金・税金・スマホは支払い方法や契約内容によってブラックリスト扱いになる場合がある 公共料金や税金、スマホ代の支払い方法を口座振替や請求書払いなどにしていれば、支払期日を過ぎて支払っても、信用情報に影響がないためブラックリスト扱いになりません。しかし、支払い方法をクレジットカードにしている場合は、延滞情報が登録されたり、長期延滞として取り扱われたりする可能性が高いです。 その他にも、スマホの端末を分割払いで購入している場合は注意が必要です。スマホの端末購入代金は、割賦料金として扱われるため、支払いを遅延すれば信用情報に延滞情報が登録される可能性があります。
信用情報の登録内容を確認する方法
自分がブラックリストの状態か分からない、ブラックリストとして取り扱われているか確認したい場合は、信用情報機関に対して信用情報を開示する手続きを行うとよいでしょう。インターネットや郵送などで申し込めますが、500~1500円の手数料が発生します。