ドジャース以外の球団、佐々木朗希へのアピール点は“斜め上”!?…「大谷と山本の陰に隠れる」「上限額も低くなるかもしれない」と米メディア
ロッテは佐々木朗希投手(23)のポスティング(入札)制度による今オフのメジャー挑戦を容認し、ドジャースが最有力候補と伝えられる中、16日(日本時間17日)の米ファンサイディッドは、獲得を狙う他球団が佐々木に対して『斜め上』をいくアピールをしていく可能性を報じた。 ◆大谷翔平、佐々木朗希と親しげに肩を組む【写真】 「昨オフに山本由伸が契約交渉する際、メッツはバカげた説得を試みたと報じられた。それは『ドジャースではなくメッツを選べば、大谷翔平の陰に隠れなくていいぞ』というものだ。そして、今オフの佐々木の場合も『ドジャース以外ならば、大谷と山本の陰に隠れなくていい』と、同じようなことが論じられている」 米ジ・アスレチックも「佐々木はドジャースに行けば、大谷と山本の陰に隠れることになる。この2人がいるせいで、将来的な契約の上限額も低くなるかもしれない」と指摘。さらに「ドジャースに行けば、圧倒的なメディアの数に遭遇することにもなる。常時25~35人がカバーし、一挙手一投足を見守られることは若い発達途上の投手にとって最高の環境ではない」とした。 ファンサイディッドは、ジ・アスレチックの報道について「メッツが山本に行った説得よりは理にかなっている。というのも、佐々木は2028年まで年俸調停権もなく、代理人側がなるべく金銭的に有利な条件に傾くだろうからだ」とした。 23歳の佐々木は現行労使協定の『25歳ルール』に縛られるためマイナー契約しか結べず、契約金も最高700万ドル(約10億8000万円)程度に抑えられる。25歳になる26年オフまでメジャー挑戦を待てば、500億円規模の超大型契約も夢ではなかったと伝えられ、金額的には大きなディスアドバンテージを背負って海を渡ることになる。
中日スポーツ