韻とは、人生の爪痕を小節に詰めたアートだ。DOTAMA、SAM、BSCがそれぞれの美学や「心を奪われた韻」を語る
韻とは、人生の爪痕を小節に詰めたアート
最後にあっこゴリラは3人に「韻の美学とは?」と質問する。 DOTAMA:個性ですね。何だかんだ自分の個性をデコレーションするためのものなのかなと。技術であり自分の個性を出すもの。ラッパーなので。韻を踏まなくてもラップはできるっていう理論はあるし、僕はそれを尊重するんですけど、韻を踏んだほうがいい意味でより楽にはなると思うし。自分のスキルも主張できるし、かつ最終的には自分のキャラクター、アイデンティティを出せるのが一番いいのかなと。それが韻なのかなと思っています。 SAM:やっぱり温かいあとだったり、体が冷えたあとだったりっていう、人生の爪痕を小節に詰めたアートだと思います。 BSC:美学かは分からないけど、今から始められるもの。踏めるもの。アスファルトと同じで、地を踏み出せば踏めるもの。音源を作るには音とか必要だけど、それも必要ない。一番手軽。コンビニよりももっと間近にあるもの。韻は自分が求めているなら、あなたのものです。 DOTAMA主宰の3マンライブ「社交辞令vol.33」が9月4日(水)に東京・Spotify O-EASTで開催される。 音楽を愛する全ての人と作り上げる(超)進化型音楽番組『SONAR MUSIC』の放送は毎週月曜日から木曜日の22時から。