巨人・加藤廉「強い打球で逆方向にヒットが出るのは去年までなかった」今季1号で支配下アピール
◆イースタン・リーグ 楽天2―5巨人(29日・森林どり泉) 巨人の育成・加藤廉内野手(25)が29日、今季1号を放って支配下昇格へのアピールに成功した。イースタン・楽天戦(森林どり泉)に「1番・二塁」で先発出場。4回先頭、2ボールから高めに入った147キロを完璧に捉えて右翼後方の防球ネットまで運び、「直球を待って、いい高さに来たのを思いきり振り切った。久しぶりだったので、気持ちいいです」と笑顔で振り返った。 東海大海洋学部から20年育成ドラフト12位で入団。4年目の今季は橋本2軍打撃コーチと打撃改良に取り組み、規定打席には未到達ながら22試合で打率3割4分6厘をマーク。「強い打球で逆方向にヒットが出るのは去年までなかったこと」と手応えを感じている。現在支配下選手は65人。残り5枠をつかむため「気持ちを切らすことなく、がむしゃらにやっていきたい」と力を込めた。(小島 和之)
報知新聞社