五輪招致「官房機密費で1冊20万円のアルバム」発言めぐり…馳浩知事“ノーコメント”
日テレNEWS NNN
“口は災いの元”とは、このことでしょうか。22日の“発言”も注目されることになった、石川県の馳浩知事。 馳知事 「五輪招致について一切発言することはありません。五輪招致に関しては、一切発言は控えます」 馳知事は22日、口を閉ざしたままでした。 2013年に東京での開催が決まった、オリンピック・パラリンピック。 馳知事といえばジャイアントスイングなどの技で魅せたプロレスラーで、過去にはレスリングでオリンピックにも出場しました。 当時は自民党で招致推進本部長をつとめていましたが、先週金曜日、招致の際に“官房機密費を使い、IOC委員に1冊20万円でアルバムを作った”といった趣旨の発言をして“全面撤回”していました。 22日の定例会見では、馳知事は和やかな表情を見せる場面もありましたが、“発言”について質問が及ぶと険しい表情に。 ――事実関係を説明する責任は? 馳知事 「すでに全面的に発言は撤回しております」 ――発言を撤回すれば説明責任もないということか? 馳知事 「改めて、発言は全面的に撤回しています」 ――なぜ後々になって撤回する発言をしたのか? 馳知事 「改めて、五輪招致に関しての発言は一切いたしません」 一方、馳知事のブログにあった“想い出アルバム作戦”などの記載については… ――“想い出アルバム作戦”に関する動きは事実か? 馳知事 「その通りです。ブログに書いてあることは事実です」 アルバムは渡されていたのでしょうか。21日、記者の質問に答えたのはIOCのバッハ会長でした。 バッハ会長 「私もみなさんが持っているのと同じような家族写真のアルバムは家に持っていると思うが、この問題に関しては知事の発言の内容を聞いていないのでコメントできない」 発言が波紋を広げた馳知事。この問題を巡り辞任などの考えは現時点でないとしています。